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孝明天皇、大室天皇の真実! 明治維新の極秘計画 ――落合秘史Ⅰ 落合莞爾著 を読む [落合莞爾]


明治維新の極秘計画 「堀川政略」と「ウラ天皇」 (落合秘史)


この本は、以前紹介した「金融ワンワールド」で国際金融勢力について書かれた落合氏が幕末維新の真相を明らかにしたものです。

通常のいわゆる「陰謀論」、「陰謀史観」では、幕末・明治維新関しては以下の2つが主張されています。
①将軍家茂、孝明天皇は、暗殺された。
②睦仁親王は、南朝系の大室寅之祐と入れ替わった。
この主張の論者としては、鹿島昇氏、太田龍氏が有名ですが、①に関しては副島隆彦氏も同様の主張を行っており、犯人は長州の伊藤俊輔(博文)とされています。孝明天皇に関しては、幕末当時、英外交官であったアーネスト・サトウの著書『一外交官の見た明治維新』に「その間の消息に通じている一日本人が私に確言したところによると、毒殺されたのだという。」との記載があり、トンデモ説というよりは、当時の状況から判断してもありうる仮説だと思います。
②に関しては、一時、Web上で「大室天皇」のキーワードが飛び交いましたので、ご存じの方も多いと思いますが、一般的に言えば「トンデモ説」とみなされている説だと思います。しかし、維新を推進した薩長両藩ともに楠木正成を崇拝しており、南朝に対する尊敬の念が強かったと言います。これは現在の皇統が北朝であることを考えると辻褄が合わず、簡単に否定することはできないと思います。(皇居に楠木正成の像がある理由も不可解です)

そして、落合氏がこの本で主張している真相は、上記の通常の「陰謀史観」を超えた驚くべきものです。その真相は、「堀川政略」と氏が名付けたもので、以下のような内容です。
(1)孝明天皇が崩御を装い、皇位を南朝皇統の大室寅之祐に譲る。
(2)睦仁親王及び、妹の皇女理宮も薨去を装い、隠れ家に隠棲する。
(3)隠れ家として、水戸(徳川)斉昭(慶喜の実父)が堀川通六条の本圀寺に「堀川御所」を造営する。
(4)大室寅之祐(おおむろとらのすけ)は睦仁親王と入れ替わり、孝明の偽装崩御後に践祚して政体天皇に就く。
(5)堀川御所に隠棲した孝明は國體天皇となり、政体に代わり皇室外交と国際金融を担当する。
これだけ読むと、「何のこっちゃ?」と思われると思いますが、ナポレオン戦争以降近代国家に変貌した欧州列強から日本皇室に対する国際化の要求が烈しくなってきたことに対応したのが、「明治維新」であるということです。そのため、大室天皇が明治天皇として東京に住み、表の顔として政体を司り、孝明天皇は國體天皇として京都で皇室外交を行ったというのです。
討議は、わが国が欧州列強に交わり近代国家として国際舞台に立つためには、政体の新しい装いとして、立憲君主政体の樹立が必要になることで一致します。これを前提に、古来から続くわが國體を護持しつつ皇室を国際化するには、畢竟皇室を表裏に分けて二元化するほかないとの結論に至ったのは、日本天皇の本質が国民国土の安全を祈念する国家シャーマンだからです。

歴史の専門家ではない落合氏が、なぜそのような説を唱えることになったのでしょうか? 一つは、佐伯祐三の絵画の真贋事件に関わることで入手した吉薗周蔵氏の手記です。これは、当時陸軍のドンであった上原勇作元帥の「草」として特務活動を行っていた吉薗氏が書き残した手記で、大正から昭和にかけての日本の政財界、軍部の裏事情が事細かに書かれていました。その手記を解析するうちに、落合氏は一つの結論にたどり着きます。
周蔵の国事活動を具に調べていくと、上原元帥の周辺関係が浮かび上がります。そこで私が掴んだのは、上原が単なる軍務だけでなく、ある強大な政治勢力の棟梁になっていたことです。それが私の謂う「薩摩ワンワールド」で、薩摩藩の下士連合が地政学的でいう海洋勢力の本部在英ワンワールドの日本支部になっていたのです。
そして、もうひとつが「さる筋」からの情報です。
その実名を私の方から明かすことは憚られるので、本稿では「さる筋」としておきます。
その後、「さる筋」は間断なく私の書斎に来るようになり、数多くの歴史秘話を呟いていきました。当初はまるでジグソー・パズルのように断片的なものでしたが、平成十四(2002)年ころからは時々、ある程度まとまった秘話を、時には簡単な文書にして置いていきました。
閑人秘話がしだいに積み重なっていく裡に、それらの相互関係を洞察した私は、ミッシング・リンク(不十分)を推理で補い、ついに部分的ながらジグソー・パズルを完成しました。つまり近現代裏日本史の概念を構成するに至ったのですが、その中核をなすのが、本稿の主題「堀川政略」であります。

この落合氏の本に対する評価は、この「さる筋」からの情報をどう考えるかがポイントだと思います。「そんな、どこの誰かも知らない人の話を信用できるか!」と否定的に考えるか、「なるほど、面白そうな話だな...」と肯定的に捉えるかでその評価が大きく変わると思います。

私は、月刊誌「ニューリーダー」に掲載されていた落合氏の『「佐伯祐三・真贋論争」の核心に迫る 陸軍特務吉薗周蔵の手記』を1996年の初回から現在まで継続して読んでいますので、大正・昭和史の裏側には、いろいろな事があったことを知っていましたので、この本で主張されている内容もそれほど違和感なく、読むことができました。

そして、私自身は「真実はすべて文書で残されている訳ではないので、知っている人に聞くのが一番」というスタンスですので、この本に書かれている内容も肯定的に捉えています。「さる筋」というのがどなたかは興味がありますが、その方の意思というよりは、もっと大きな流れ、あるいは大きな意図があって落合氏に真実を呟いているのだと考えています。

幕末、明治維新の歴史や皇室に関して興味のある方にはお勧めの一冊です。

【落合先生の本に関してはこちらもどうぞ】
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