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「欧州王家となった南朝皇統」 落合莞爾著 を読む [歴史の真実・陰謀論]


欧州王家となった南朝皇統 (落合秘史)


落合先生の最新作です。
最近の先生の本は、私には難解すぎて先生の発刊のペースに着いて行けてません。(笑)
順序が逆になりますが、興味ある方には、まずこの本を読んで欲しいと思います。

南朝皇統の話です。
南北朝時代の後醍醐天皇の皇子である大塔宮護良親王が、足利尊氏の弟である直義の指図で鎌倉で殺された事にして京都の西大寺に入ります。その西大寺の莫大な資金を用いて熊野水軍に巨船を建造させ、大塔宮一族が海外に進出したというのです。(日本に残った一部巨船は「安宅船」と呼ばれた)
大塔宮が率いる南朝勢は、ベネルクス地方(ベルギー、オランダ、ルクセンブルグの三国)に入り、豊富な資金をベースにフランドル地方で莫大な富を築き、欧州貴族の家系に潜入して欧州貴族になったとのことです。その家系とは、具体的に現在のオランダ王家、オラニエ・ナッサウ家だということです。現在の皇室とオランダ王家との親密な関係はこの件が基本となっているのかも知れません。
そして400年後、ナポレオン戦争終結後の「欧州王室連合」が開いたウィーン会議で日本の強制開国が決定したことを、欧州大塔宮から京都の國体天皇に伝えてきたとのことです。

大筋だけ書くと、何とも皇統無形、いやいや荒唐無稽に感じると思います。(^^)
この落合秘史の内容は、落合先生が京都皇統代の舎人と言われる方から断片的に得られた情報を元に落合先生が洞察によって構築したものです。

上に書いた南朝が欧州王家に入ったという件もショッキングな話ですが、約20年にわたって落合先生に私淑してきた私としては以下の3点の方が大きな驚きでした。

①落合先生が天皇皇統の末裔だったこと
大塔若宮と呼ばれた輿良親王が、周防国田布施郷に入り、佐藤甚兵衛に護られて残した子孫は大室姓を称していました。紀伊国荒川郷調月村の井口左近の娘が生んだ王子が後花園皇統の基となった輿良親王ですが、一歳下の弟がいて代々井口左近を称しました。田布施大室と井口左近の両家には皇位継承権があり、これが大室寅之祐が明治天皇に即くことができた根本的理由なのです。
落合先生は、さらりと書いていますが、上記の井口家というのは、先生の家系です。先生の本を読むと「なぜ落合さんだけに特別な情報が入るのか?」と疑問に思われる方が多いと思いますが、京都皇統代の舎人が「先生にだけ」秘密の情報を伝えてきた理由はこれだったのですね。

この事実を知った後で、これまでの先生の秘史シリーズの本を読み直すと、この件は断片的に記載・示唆されていたことがわかりました。しかし、ここまで明確に記載したのは本書が初めてだと思います。
この本に関する書評をざっと読んでみましたが、この件に触れたものは見た事がありません。みなさんちゃんと読んでいるのでしょうか?(笑)

②貧乏公家と思っていた堤哲長が堀川政策の重要人物であったこと
「堀川政策」が定めた孝明天皇ご一家の堀川御所入りの時期が近付いた慶応ニ(1866)年、御所では國體(国体)資産として堀川御所に移すものと、「奇兵隊ノ天皇」の朝廷に遺しておく皇室資産の分離を進めていました。振り分け作業に当たった正三位右京大夫堤哲長は孝明の最側近で、実質侍従長といわれ、維新後に國體資産の管理人となる予定でした。
先生の代表作である「天才画家「佐伯祐三」真贋事件の真実」(1997年)で、先生に相談にきた吉薗明子氏の記憶から明子氏の父の吉薗周蔵氏の祖父は堤哲長であると推理する過程は、この本のクライマックスです。しかし、この当時先生は、堤家は名家ではあるが、「貧乏公家」だろうと推定していました。
しかし、その「貧乏公家」であるはずの堤哲長の子を生んだギンヅル(周蔵氏の祖母)は、維新後、山本権兵衛、上原勇作などの大物たちと交遊を行っており、「貧乏公家」というイメージとのギャップを私は感じていました。しかし、堤哲長が孝明天皇の実質侍従長であり、「堀川政策」の重要人物であったするとその疑問も氷解しました。

さらに驚かされたのは、佐伯祐三真贋事件に巻き込まれた吉薗明子氏のことです。

③普通の主婦と思っていた吉薗明子氏が唯者ではなかったこと
平成八(1996)年に吉薗明子氏は、意外なことを教えてくれたので、私は驚きました。下記のような内容です。

--フランスから上原勇作に指示があり、ニューカレドニアでニッケル鉱山が発見されたが、イギリスの妨害に遭うので経営を日本側に頼みたいと言われた上原が、これを堺利彦に命じたところ、堺は社会主義運動で忙しいため、井口米太郎(注:落合先生の祖父)に頼んだ。
普通の主婦が、このような親族である落合先生でさえも知らなかった特別な情報を持っていることはありえません。 先生は、この明子氏の情報源は大徳寺の立花大亀和尚だと判断しています。つまり、あの佐伯祐三真贋事件で美術界やマスコミに翻弄されたと考えられていた吉薗明子氏は、決して「普通の主婦」ではなかったということです。そして、その吉薗明子氏が落合先生を頼ってきたことは、単なる偶然でないことは明らかだと思います。

以上のように落合先生のファンであれば必読の書です。

【落合先生の本に関してはこちらもどうぞ】
・「明治天皇“すり替え”説の真相: 近代史最大の謎にして、最大の禁忌」 落合莞爾、斎藤充功著を読む
・孝明天皇、大室天皇の真実! 明治維新の極秘計画 ――落合秘史Ⅰ 落合莞爾著 を読む
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・甘粕正彦もユダヤ? 上原勇作の特務、吉薗周蔵の手記にみるユダヤ 落合莞爾著
・「と学会」の本としてどうなの? トンデモ ニセ天皇の世界 と学会 原田実著
・乾隆帝の秘宝と『奉天古陶磁図経』の研究 落合莞爾著 を読む
・マスコミの報道は疑ってかかれ! 「ドキュメント真贋」 落合莞爾著 を読む

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Simple

「つむじ風ネット参考に」さん

頂いたコメントは、長すぎるので削除しました。これは私のブログなので、御了承願います。コメントするのであれば、簡潔にお願いします。

一点だけコメントします。
「天皇はキリスト教への改宗を求めてきた。」に関してです。
これは大変な事ですね。もし天皇がキリスト教に改宗したら日本人は、みんな週末に教会行き、結婚式も教会で挙げて、クリスマスには国中でケーキを食べてお祝いして、ハロウィンには仮装したりして大変なことになりますね! あれ? 今と何が違うんだ?(笑)
天皇は、聖徳太子の時代からずっと仏教徒です。大塔宮護良親王も天台座主でした。でも神社はなくなりませんでした。私は天皇がキリスト教に改宗しても、お寺も神社も無くならないと考えています。(^^)
by Simple (2015-06-08 21:40) 

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