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小麦は食べるな! 「ジョコビッチの生まれ変わる食事」 ノバク・ジョコビッチ著 を読む [ダイエット]

ジョコビッチの生まれ変わる食事
ご存じ、テニスの王者、ノバク・ジョコビッチの本です。

ジョコビッチは、長い間続いたフェデラーとナダルの2強時代を終わらせて、2011年から王者となった選手です。その王者になれた理由がこの本に書かれています。それは、小麦などに含まれるタンパク質「グルテン」を食事から排除することでした。

Webを見ると、ジョコビッチも実践した「グルテンフリーダイエット」というようなブログも散見されますが、ジョコビッチがこの本で主張しているのは「ダイエット」ではありません。そもそもジョコビッチはダイエットをしたからNO.1になれた訳ではありません。

ジョコビッチは「グルテン不耐症」(セリアック病)という病気だったのです。ですので、グルテン不耐症だからグルテンを食べることを止めることで成績が向上したのです。確かに、グルテンと乳製品を絶つことにより、体重が5Kg減少しましたが、それが目的では無かったのです。

ジョコビッチは、2007年頃からTop10入りして、すぐにTop3に入ります。しかし、2強であるフェデラーとナダルとの差があり過ぎて、自ら「第二集団でもがくだけの存在だったプレーヤー」だったと書いています。その理由は、試合で勝ち上がっても、大一番で原因不明の発作により棄権や敗北が続いていたからです。マスコミや他のTopプレヤー達は、調整不足、体調管理不足、アレルギーなどと指摘していたそうですが、その理由が「グルテン不耐症」だったのです。2010年に、たまたまTVでジョコビッチの試合を見ていたセルビア人の医師が、発作で倒れるジョコビッチを見て、「グルテン不耐症」ではないか、と判断したことがきっかけとなりました。

そして、原因が分かり食事からグルテンを排除したジョコビッチはすぐに5Kg痩せ、脳の中の霧が晴れボールに対する反応が速くなり、身体の柔軟性が増したことで2011年は、全豪・全英・全米オープンで優勝し、念願の世界ランキング1位になります。そして、それ以降2012年、2014年と世界1位を維持し、2016年現在も絶対的王者として君臨しています。

ジョコビッチは、1日5時間以上ハードなトレーニングを続けていたことで有名ですが、グルテンを排除する前は、あまり食事に気を使っていなかったようです。「これだけトレーニングをしているのだから...」とけっこう間食なども行っていたようです。しかし、その後食事からグルテンを排除することですぐに5Kg痩せたため、「運動だけで痩せようと思うのは考え直した方がよい」と書いています。

ジョコビッチは、すべての人に自分と同じような食事をするようにとすすめているのではありません。人はみんな違う身体を持っているのだから、自分にあった食事をすることが重要だと言っています。その一つの例として、「グルテンを14日間だけやめてみて、どういう気分になるか試してみてほしい。そして、15日目に、パンを少しだけ食べて様子をみてほしい。体が発する声に耳を傾けてほしい。」を提案しています。

その理由は、ジョコビッチと同じようにグルテン不耐症の人がいる可能性があること。そしてもう一つの理由は、現在グルテンはあらゆる加工食品に使用されており、そのほとんどが遺伝子組み換えされた穀物であり、これを食べることによって脳の中で炎症が起こると言われています。そのため、2週間そのような食物を排除することで、グルテンが自分の体に与えている影響や、自分の体の変化(体の訴え)をよく観察して欲しいということです。

ちなみに、ジョコビッチのお父さんはピザ屋をやっていたそうですが、診察の結果グルテンの他に、乳製品やトマトに対してもアレルギーがあることが分かり、診察した医師に思わず「ちょっと待って下さい。私の家はビザ屋なんですよ!」と叫んでしまったそうです。

さらにジョコビッチは、この本の中で遺伝子組み換え穀物がさまざまな加工食品に使用されていることを含めて食品業界が儲かり、それによって私達の健康が損なわれ、医療業界が儲かっていることを指摘しています。これはジョコビッチの立場を考えるとかなり勇気のある発言だと思います。

ジョコビッチはセルビア(旧ユーゴスラビア)の出身です。サッカーで言うと、オシム元全日本監督やピクシーことストイコビッチも同じ国の出身です。サッカー関連の記事で、ユーゴが内戦で大変だったことは知識としては知っていましたが、それ以上の詳しい事は知りませんでした。

この本には、ジョコビッチがテニスを始めた子供の頃、毎晩のようにNOTO軍の空爆を受け、防空壕に避難する日々だったことが書かれています。そのような状況でも次の日にはテニスの練習場所を探して、毎日練習したそうです。このような死と向かい合わせの体験がジョコビッチの精神力のベースにあることが分かりました。

正直言って私自身は、ジョコビッチはあまり好きなプレーヤーではありませんでした。(錦織ファンです) しかし、この本を読んで非常に感銘を受け、好きな選手の一人になりました。また、このように自分が飛躍できた秘密をあえて公開していることに驚きました。これはプロ選手として自分の強さに絶対の自信があるからできる事だと思います。何故なら、この本を読んだ無名の選手がグルテンフリーによってジョコビッチのように大飛躍を成し遂げて、No.1の座を脅かされるリスクだって十分にあるからです。

おそらくジョコビッチにとっては、その程度であれば受けてたつよ! という自信があるのでしょう。ただ、この本の中でメンタル面の安定方法に関しては、「僕はまだ現役のプレーヤーなので詳細は書かない」というような事を書いていますので、ジョコビッチにとっては食事よりもメンタルの安定の方が守るべき秘密のようです。

食事に関して興味がある方にはお勧めの一冊です。

ダイエットに関してはこちらもどうぞ。
・私も実践! 「やってみました1日1食!! 」 船瀬俊介著 を読む
・万病が治る! 20歳若返る! 『かんたん「1日1食」!! 』 船瀬俊介著 を読む
・男性は読まないように! 「炭水化物が人類を滅ぼす」 夏井睦著 を読む
・間欠断食は効果抜群! 口ぐせダイエット 佐藤l富雄著 を読む
・ダイエット本の決定版! 「やせる」 勝間和代著 を読む

このブログの目次です。
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1
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