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周蔵手記第二弾! 「國體アヘンの正体」 落合莞爾著 を読む [落合莞爾]


國體アヘンの正体  大日本帝国を陰から支えた「天与のクスリ」 (落合・吉薗秘史 2)

この本は、落合先生の周蔵手記の第二弾です。
2017年8月4日発売ですが、私は神保町の書泉グランデの先行発売の時に買ったので、7月28日に入手して早速読みました。

その割に紹介が遅れてしまいました...。

<吉薗周蔵氏について> 前回の記載より・・・
この吉薗周蔵氏は、大正元年18歳の時に当時の陸軍中将(最終的には、元帥陸軍大将となる)上原勇作の特務となります。諜報というと陸軍中野学校を連想しますが、中野学校の創設は昭和12年ですので、それよりも25年以上前の話になります。また、周蔵氏は陸軍に所属していた訳ではなく、民間人として上原勇作付き特務となって上原勇作からの指示で動いていました。

上原勇作は、一般には陸軍大臣の時の「二個師団増師」問題で大正政変につながった事ぐらいしか知られていませんが、陸軍大臣、参謀総長、教育総監の陸軍三長官と言われている重職をすべて経験している実力者です。これは、上原勇作の他には杉山元しかいません。周蔵手記によって、大正から昭和の時代、この上原勇作が陸軍を裏から動かしていたことが分かりました。

その吉薗周蔵氏ですが、明治27年に宮崎県西諸縣群小林村に生まれます。周蔵の父林次郎は、公家の名家正三位である堤哲長(つつみあきなが)とギンヅルの間に生まれた子ですので周蔵氏はその公家の血を引いています。

さて、この本で落合先生が強調しているのが、人類にとって重要なものが「金(Gold)」と「罌粟(ケシ)」であるという事です。
罌粟はほんらい人間にとって至宝であるにもかかわらず、その効用ではなく恐ろしい中毒性のみを強調されてきました。
たしかに清朝末期の中華社会におけるアヘン耽溺は見るに忍びないものがあるが、万物すべて、大いなる効用の半面に同規模の副作用をともなうのが自然の理で、百利あるものに必ず五十を超す害があることは、かの原子力の平和利用を見ただけでも容易に理解せねばならぬ。
先生があげている原子力に限らず、私たちが病気になった時に飲む薬にしても、必ず効用の他に副作用があります。薬品メーカーに勤めている知り合いは、「薬はみんな毒だから飲むな!」とまで言っていました。
いずれにしても、罌粟(ケシ):アヘンに関しては、その効用(鎮痛、延命、多幸感など)を述べることなく副作用の悲惨さだけを主張しているのが、現在の状況です。そして、その悲惨な副作用にしても、すでに対応処置については分かっているようです。

この本を読み始めて驚くのが、これまで「ニューリーダー」で読んでいた周蔵手記での知識をはるかに越えてアヘンに関する記載が多い事です。これは、「ニューリーダー」では落合先生が読者の事を考慮して多くの部分を削っていたからだそうです。
これを読むと、周蔵氏は上原勇作の特務になってから最初の頃は、罌粟の栽培に没頭していた事がわかります。

この本に書かれている周蔵氏の動きを見てみます。

・上原勇作から罌粟(ケシ)の栽培を命じられる。
・東亜鉄道学校に籍を置き、熊本医専の薬学部麻薬掛に勤務する。
・親友の加藤邑(むら)と同居する。加藤は呉秀三の直弟子でハンセン病に罹患していた。
・加藤邑からアヘンに関する知識を得る。
・上原勇作、二個師団新設の要求が拒否され、単独辞任して西園寺内閣を総辞職に追い込む。
・上原、肺壊疽で入院したが、周蔵氏が持参したケシ粉で回復する。
・周蔵氏は父の林次郎(堤哲長の子)と罌粟の栽培に従事する。
・罌粟栽培のため、北海道(函館)を訪れる。若松安太郎、池田庄太郎と懇意になる。
・若松安太郎から北海道で罌粟の栽培を提案される。
・加藤から血液型分離法の知識を得てその研究を上原に具申する。
・加藤邑死去。
・貴志彌次郎中佐と初対面。
・大本教の渡辺ウメノからケシに関する書物と延命用の黒罌粟の種子をもらう。
・武者小路実篤の「新しき村」の土地探しを頼まれる。
・北海道の稚内、青森、山形で罌粟の栽培を行う。
・上原勇作から「軍に属する気はあるか?」と問われて断わり、上原の「草」として生きる事を決意する。
・血液型分離法取得のための渡欧に備えて、呉秀三の元で医学訓練を行う。


その他、個人的に気になった記載は、以下の部分です。( )内は私の注釈
池田庄太郎(周蔵氏の岳父)とギンヅル(周蔵氏の祖母)は家系で繋がっていたので、その家系関係を池田チヤ(周蔵氏の義妹)が教えてくれたが、驚いたことに、わたし自身もそれに出てきた。つまり、わたしと吉薗周蔵は赤の他人ではないのである。
周蔵氏が記載した「草の心得」です。
信用はできても全てを話してはいけない。六割で止めること。
金で済むことは金で片づける。
云おうと思ったら まず口の中で云ってできるだけ収めること。
然し、聞くときは残らず聞くこと。
基本的に実行は一人ですること。
商人を信用しないこと。
落合先生はこれを読んで、自分はその正反対をやってきたことを覚って衝撃を受けたそうです。
以上がⅠ部の内容です。

Ⅱ部は「アヘン概論」として、アヘンの歴史や関連情報が書かれています。落合先生の本は、実はこの後半部分にその後の重要テーマになるような内容が書かれている事が多いので注意が必要です。その中で私が気になったのが、以下の記載です。
「周蔵手記」の「別紙記載」には、
①後藤新平は上原勇作と組み、頭山満を通じて使晙した玄洋社員に、原敬を暗殺せしめた。
②後藤は正力松太郎によって暗殺された。
とある。これは周蔵の知見であって真相は分からない。

この本は、まだまだ周蔵手記のさわりの部分です。次刊では、いよいよ周蔵氏が血液型分離法取得のため渡欧する内容になります。

みなさんもぜひご一読を!

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