So-net無料ブログ作成

尾形乾山生誕350周年の展覧会(2013年)を振り返る [尾形乾山]

「琳派」の展覧会と言えば、美術展でも大人気の企画物の一つでしょう。
2008年に東京国立博物館で『尾形光琳生誕350周年記念「大琳派展-継承と変奏-」』という大企画展が開催されました。私も観に行ってきましたが、凄い人で混みあっていました。20万人以上の方が訪れたそうです。

ところが、その5年後の2013年は光琳の弟の尾形乾山の生誕350周年ですが、目立った乾山展は開催されませんでした。今年(2015年)の5月~7月に東京ミッドタウンのサントリー美術館で久しぶりの乾山展『「着想のマエストロ 乾山見参!」展 』が開催されました。かなり大規模な乾山展で、見ごたえがありましたが、「なぜ生誕350周年でこれをやらなかったのか?」と疑問に思います。

さて、実はその乾山生誕350周年の年に栃木県の佐野市で「佐野乾山展」が開催されていました。(2013年12月4日~8日) 私もその展覧会のお手伝いをしていたので紹介します。会場は、佐野市内にある佐野文化会館です。

小さな展示会をやるにはちょうど良い大きさの会場で、30点以上の佐野乾山が展示されました。
sDSCF5770.JPG
















私も佐野乾山を10年以上調べていますが、これだけ多くの素晴らしい佐野乾山の作品を一度に観たのは初めてでした。
sDSCF5769.JPG
















佐野乾山の特徴は、鳴滝時代には見られない乾山の自画自賛の作品であるということです。(鳴滝時代は、光琳などの絵付けでした)つまり、乾山自身が描いた絵と書を見られるということです。
sDSCF5705.JPG
















「まだこんなに素晴らしい佐野乾山が残っていたんだ…」というのが正直な感想です。絵も書ものびのびと描かれていて引き込まれてしまいます。
sDSCF5783.JPG
















今回は、茶碗と角皿が多かったですね。
S1.JPG


























来場された方々のほとんどは、「佐野乾山」の事をご存じなかったようです。
sDSCF5806.JPG













それでも作品に描かれた絵と書の素晴らしさに皆さん感心されていました。
sDSCF5812.JPG













乾山の賛と落款です。最初「於下毛佐野庄越名河畔 元文二歳焚之」最後「老陶工乾山省」と書いてありますね。表に描かれた絵も見事でした。
DSCF5399.JPG


さて、以上が前振りです。(笑)

一昨年、昨年に続き、今年も佐野で展示会と講演会を開催します。
お近くの方は、ぜひご覧になってください。(今年は作品の展示は10点程度です)

日時 10月10日(土) ~ 10月11日(日)
講演会 13時30分開始
作品展示 10日(土) 13時~17時、11日(日) 10時~17時
入場 無料
場所 佐野市市民活動センター ここねっと (栃木県佐野市大橋町3211−5)
主催:佐野乾山顕彰会

佐野乾山について知りたい方は、以下のブログも参考にして下さい。
・佐野乾山の真実! 尾形光琳二代目 乾山 細野耕三著
・藤田玲司と三田村館長が認めた「佐野乾山」、ギャラリーフェイク 006 「タブーの佐野乾山」 細野不二彦著 を読む
落合先生の佐野乾山関連の情報も
・乾隆帝の秘宝と『奉天古陶磁図経』の研究 落合莞爾著 を読む

【佐野乾山に関しては、K's HomePageを参考にしています。(http://kaysan.net/sano/sanokenzan.htm)】

このブログの目次です。
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1
ブログランキングに参加しています。記事が気にいったらクリックをお願いします。
人気ブログランキングへ


メッセージを送る